¥ 7,700 (税込)
ニューヨークを拠点に活動した日本人アーティスト、久保田重子の作品集。2021年から2022年にかけてアメリカの「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」で開催された展覧会に伴い刊行された。2015年にこの世を去って以来、ビデオアートのパイオニアである作者への関心は着実に高まっており、近年開催されたいくつかのグループ展に続き、本展は作者の実践を全体的に再検討するものとしては初めての展覧会となる。本書は、「ニューヨーク近代美術館」のタイムベースメディアアートのコレクションの中心的存在でありながら、あまり認識されていない作者に新たな焦点を当てた内容でまとめられている。また、ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik)の妻としてではなく、時代を牽引した一人のアーティストとしての実践を豊かに照らし出し、久保田自身の権利と主要アーティストとしての位置付けを浮き彫りにする。
キュレーターのエリカ・パペルニク-シミズ(Erika Papernik-Shimizu)と研究者のグロリア・サットン(Gloria Sutton)によるエッセイは、作者の主要作品を詳しく紹介。そのテキストを通して「pan-cybernetic(汎サイバネティック)」な世界に対する予言的な思索と、ニューヨーク在住の日本人女性アーティストとしての異文化観察、そして死との対峙など、作者自身の人生に対する継続的な私的考察を巧みに織り交ぜながら解説する。加えて、スケッチ、アーカイブ資料、今までその多くが未公開だった自然観察の資料などを収録。作者の制作哲学と並行して、ビデオ・スカルプチャーの文脈を明らかにする。
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 27.7 x 24.0 x 1.0 cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100016234 |
出版 | THE MUSEUM OF MODERN ART, NEW YORK |
著者 | Shigeko Kubota |
ISBN | 9781633451285 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
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送料 | ¥770(税込) |
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