¥ 5,280 (税込)
アメリカ人アーティスト、ドナルド・ジャッド(Donald Judd)にまつわる論考集。本書は出版社「THE MIT PRESS」が手がける「October Files」シリーズの第26巻として刊行された一冊。同出版社が発行する現代美術・美術批評・理論を専門とする季刊誌『October』の編集委員によって編纂される、手頃なペーパーバック・シリーズである。戦後を代表するアーティストのなかから、美術に対する我々の理解を大きく変え、高度かつ継続的な批評的言説を生み出してきた人物を一冊ごとに取り上げる。それぞれの巻では、重要な作品群の展開をたどるとともに、それらを契機として形成されてきた批評的言説の構築過程を明らかにする。
本巻では、アーティスト、建築家、美術史家、美術評論家、キュレーターらが、ドナルド・ジャッドを芸術家であると同時に批評家として捉え、その活動の全期間にわたる考察を収録する。
ドナルド・ジャッドは、戦後アメリカを代表する最も影響力のあるアーティストのひとりである。1960年代以降、作品とテキストの双方を通じて芸術に関する新たな思想を展開し、絵画や彫刻という既存のカテゴリーに収まることを拒むことで、モダニズムを支えてきた多くの基本理念に異議を唱えた。ドナルド・ジャッドは自身の作品を、従来の「絵画」でも「彫刻」でもない、三次元の実空間に直接介入する新しい抽象美術「スペシフィック・オブジェクツ(Specific Objects)」と呼び、一方で批評家たちはそれを「ミニマリズム」と名付けた。自身の著作が、その実践を読み解くための理論的枠組みを提示していることもあり、その芸術を論じたモノグラフ形式の論考のなかには、広く知られていないものも少なくない。本書は、ドナルド・ジャッドに関する批評および研究論考を集成し、芸術家であり批評家でもあった作者の活動を多角的に検証する。
本書に収録された論考は、ドナルド・ジャッドの活動の全時期にわたり、抽象、現象学、政治的関与、労働、都市計画、保存・修復といった多様なテーマを探究している。執筆者には、アーティスト、建築家、美術史家、美術評論家、キュレーターらが名を連ね、それぞれのテキストは、美術にとどまらない幅広い分野におけるドナルド・ジャッドの今日的意義を示すとともに、現代美術における重要な存在としてその位置づけを明らかにしている。アーティストであるロバート・スミッソン(Robert Smithson)による初期のジャッド論、キュレーターのリン・クック(Lynne Cooke)による晩年の作品を扱った論考、美術史家ロザリンド・クラウス(Rosalind Krauss)による2本の論考、さらにアーティストのメル・ボックナー(Mel Bochner)によるジャッドの著作に対する批評などを収録する。
編集は美術史家のアレックス・キトニック(Alex Kitnick)、ライターであり編集者、美術史家であるアニー・オクマネク(Annie Ochmanek)が務める。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 22.9 x 15.2 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100056237 |
| 出版 | THE MIT PRESS |
| 著者 | Donald Judd |
| ISBN | 9780262539456 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |