上出惠悟
Keigo Kamide
上出惠悟は1981年石川県生まれ。2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。九谷焼の窯元・上出長右衛門の6代目。タイヤのついた急須や、アイスクリームのコーン型の盃、縁起の良い鳥であるフクロウと寿の漢字をモチーフとしたオブジェなど、伝統に斬新さを加えた作品を手がけている。近年は、大学で専攻した西洋絵画のジャンルのひとつである静物画に改めて関心を持ち、家業でつくり続けている器をモチーフとした新たな作品にも取り組んでいる。これまでの個展に、「静物/Still Life」(Yoshimi Arts、大阪、2019)、「KUTANI CONNEXION」(渋谷ヒカリエ 8/ CUBE 1,2,3、東京、2018)、「声」(t-gallery、東京、2018)ほか、百貨店での出展多数。展覧会に、「開館15周年記念 現在地:未来の地図を描くために[2]前期」(金沢21世紀美術館、石川、2019)、「第14回パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム、三重、2019)、「特別展 伝統と創造 現代九谷焼の旗手たち」(富山市佐藤記念美術館、2017)などがある。