展覧会「没後50年記念 鳥居言人 歌舞伎絵と新版画」の版画作品をご紹介
9月1日より、太田記念美術館では、「没後50年記念 鳥居言人 歌舞伎絵と新版画」が開催(会期は9月27日まで)。本展にあわせて制作された版画作品を「OIL」にて限定販売いたします。

鳥居言人(1900〜76)は、鳥居派七代目鳥居清忠の長男として生まれ、のちに八代目を継ぎました。鏑木清方に師事し、大正新版画などの美人画で評価を得た後、歌舞伎絵に取り組み、戦後は八代目鳥居清忠を名乗って絵看板や舞台美術を手がけました。
本展では、大正新版画などの美人画をはじめ、鳥居派の家業として手がけられた歌舞伎絵、絵看板、舞台美術に関連する作品を紹介します。会場では、屏風絵《志ばらく》や《鳴神》をはじめとする肉筆画の歌舞伎絵、実際に劇場を飾った絵看板を展示。また、スティーブ・ジョブズが自室に飾っていたことで知られる《朝寝髪》を含む新版画の美人画全22点と希少な試摺を一堂に展示します。
本展の開催に合わせ「OIL」では、人気を誇る美人画の代表的作《五月晴》、江戸の気風と色気が同居する《弁天小僧菊之助》、鳥居派の力強い造形のなかに独自の繊細さが冴え渡る《矢ノ根》の版画作品を限定販売いたします。さらに、言人の画業を展じた作品集『鳥居言人作品集浮世絵・鳥居派300年の系譜と創作の軌跡』もあわせてご紹介。会場へ足をお運びいただくとともに、オンラインでも言人の作品世界をお楽しみください。
「OIL」限定・鳥居言人 版画作品
《五月晴》
《弁天小僧菊之助》
《矢ノ根》
作品集『鳥居言人作品集浮世絵・鳥居派300年の系譜と創作の軌跡』
⾧年その行方が注目されていた《新潟の絵》をはじめ、肉筆画や精緻な新版画などを収録した1冊。作品のほか、太田記念美術館の学芸員による論考や、孫・鳥居蕗子による回想録、150点近い出品目録、落款譜、年譜などが収められています。
Artist Profile
鳥居言人
1900年東京都生まれ。本名は信。幼少から父の鳥居派七代目清忠につき、芝居絵看板の絵具作りや下塗りなどを手伝いながら技術を学ぶ。14年立教中学を中退し、大和絵の小堀鞆音に師事。小堀の紹介により18年から鏑木清方に美人画を学び、同門に伊東深水や川瀬巴水らがいる。22年頃より雅彦の号で風俗美人版画を制作。29年父の隠居により鳥居派八代目を継承し、同年から35年頃にかけて昭和風俗美人を主題に「言人版画」と呼ばれる版画制作を行う。37年頃からは号を清言と改め、戦前は帝劇や前進座の舞台美術、映画の美術考証などを手がけ、戦後は明治座、演舞場、歌舞伎座の絵看板を描く傍ら、各座上演の歌舞伎、歴史劇や舞踊の舞台美術、テレビそのほかの美術考証などで活躍。52年美人画《髪》が「日展」に入選。62年父の名跡を継ぎ四代目清忠に改称。66〜72年日本大学芸術学部演劇科の講師として舞台美術を教え、76年町田にて死去。同年「勲五等瑞宝章」を受章。
Information
没後50年記念 鳥居言人 歌舞伎絵と新版画
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会期:2026年9月1日~9月27日 |




