*本作品は今年4月、TEZUKAYAMA GALLERYで開催した厚地朋子個展「恥の絵」に出展された作品です。
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アーティスト・ステートメント 「恥の絵について」
絵はなぜ恥ずかしいのだろうか。この漠然とした私の問いに、この数ヶ月友人たちが耳を傾け、それぞれの考えを話してくれていることに本当にありがたいと思っています。
その中で私は次の3点が私の絵に見られ私自身を恥ずかしくさせているものだと仮定しました。①絵が内包する私の内面性 ②絵に仕立てることとコンセプトとの不連続 ③描く行為に帰着してしまう自己完結感。
結局のところ、私は絵を描きたいから絵を描いている。生活、感情、時間や空間、見ることと考えること、それら全てのものから影響を受け、絵を描いている、ただそれだけのこと。大仰なことは表現できなくて、ただそれだけのことであることを認めます。しかし、絵にするということはそう簡単なことではないということも私は強く意識しています。したがって今回の個展に向けて、まずはしっかり絵に向かい合おうと思いました。モチーフや風景、コンセプトというものはきっかけ過ぎず、キャンバスの上でおこる色と線と形の出会いや響き合い、筆跡の痕跡から絵が自らの仕上がりを決定していくような方法で描こうと思いました。加えて、感情という形のないものを描けるようになりたいと思っています。昔の画家のように。
センチメンタルでエモーショナル。恥ずかしさを肯定するところからスタートです。
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取り扱い | TEZUKAYAMA GALLERY |
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サイズ | 97.0 x 90.0 x 2.5 cm |
素材 | oil on canvas |
商品コード | 1100002883 |
配送までの期間 | 発送日時に関しては、購入者の方に別途ご連絡差し上げます。 |
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