谷原菜摘子は、京都市立芸術大学美術研究科博士課程を修了。博士論文は「暗さの底にある光脈—デロリを起点とした暗い絵の考察」。中世の日本から続く「暗い絵」の系譜に自分の作品を重ねる論考を執筆しました。古今東西の民間伝承や神話に繋がりながら、人間社会の暴力や恐怖、悪意、戦争などを主題に独自の神話を描きます。

本作は、上野の森美術館ギャラリーで2024年9月14日〜20日まで開催された個展「どこかでラッパが鳴っている」に出品されています。

本展は新約聖書の「ヨハネの黙示録」を題材に大型の新作油彩を中心に発表いたします。
谷原は、作品制作において、最初に独自の物語を創りあげることを重要視してきました。本展でメインとなる物語には、体が飛行機に変化してしまった女の子たちが登場します。谷原は以前に、ビル群の間から巨大な飛行機が垂直に飛び上がる様を描いた《どこかでラッパが鳴っている》(2021年)と、その作品にまつわる物語を文章で発表しました。「ヨハネの黙示録」では7人の天使が順番に鳴らすラッパがこの世の終末を告げるとありますが、谷原版黙示録では唐突に世界に終末が訪れ、根拠もわからず選ばれた女の子たちの体が次々に飛行機へ変形していきます。彼女たちは「飛行機ガールズ」となり、終末を止められる可能性のある「世界の隙間」へと出発します。
会場では「終末」に関わりのある初期の油彩作品や、パステル画も合わせて展示いたします。

上野の会場に合わせて恵比寿のMEMでも、谷原菜摘子の個展を開催中です。
谷原菜摘子展「私たちの人生」
会 期|2024年9月7日(土)-9月29日(日)
会 場|MEM (東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F)
時 間|13:00 – 19:00 [ 9月29日は対談企画のため14:15–17:30は通常観覧はできません ]
定 休|月曜日 (月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)
電 話|03-6459-3205
入場料|無料

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谷原菜摘子

空を飛ぶレッスン

2024

¥ 171,490 (税込)

谷原菜摘子は、京都市立芸術大学美術研究科博士課程を修了。博士論文は「暗さの底にある光脈—デロリを起点とした暗い絵の考察」。中世の日本から続く「暗い絵」の系譜に自分の作品を重ねる論考を執筆しました。古今東西の民間伝承や神話に繋がりながら、人間社会の暴力や恐怖、悪意、戦争などを主題に独自の神話を描きます。

本作は、上野の森美術館ギャラリーで2024年9月14日〜20日まで開催された個展「どこかでラッパが鳴っている」に出品されています。

本展は新約聖書の「ヨハネの黙示録」を題材に大型の新作油彩を中心に発表いたします。
谷原は、作品制作において、最初に独自の物語を創りあげることを重要視してきました。本展でメインとなる物語には、体が飛行機に変化してしまった女の子たちが登場します。谷原は以前に、ビル群の間から巨大な飛行機が垂直に飛び上がる様を描いた《どこかでラッパが鳴っている》(2021年)と、その作品にまつわる物語を文章で発表しました。「ヨハネの黙示録」では7人の天使が順番に鳴らすラッパがこの世の終末を告げるとありますが、谷原版黙示録では唐突に世界に終末が訪れ、根拠もわからず選ばれた女の子たちの体が次々に飛行機へ変形していきます。彼女たちは「飛行機ガールズ」となり、終末を止められる可能性のある「世界の隙間」へと出発します。
会場では「終末」に関わりのある初期の油彩作品や、パステル画も合わせて展示いたします。

上野の会場に合わせて恵比寿のMEMでも、谷原菜摘子の個展を開催中です。
谷原菜摘子展「私たちの人生」
会 期|2024年9月7日(土)-9月29日(日)
会 場|MEM (東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F)
時 間|13:00 – 19:00 [ 9月29日は対談企画のため14:15–17:30は通常観覧はできません ]
定 休|月曜日 (月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)
電 話|03-6459-3205
入場料|無料

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取り扱い MEM
サイズ 54.5 x 39.3 x cm
素材 紙にパステル、鉛筆、アクリル
商品コード 1100037173
配送までの期間 展覧会終了後、2週間ほどでお渡し
備考 額装済み 
額サイズ 78×62.8×3cm 
低反射ガラス入り
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