子供の頃、私は夕焼けが怖かった。
その時の感情には、耐え難い寂しさと何かに焦がれるような強い思いが複雑に入り混じっていた。
当時、私には怖いものが沢山あって、多分他の子よりもビビりな性格の子供だったと思う。その反面、その頃には既に、大人になったらこれらのことは怖くなくなるんだろうと言う事も何処かで分かっていた。そして怖いと感じたり憤りを感じたものを、何故そうなのかを必死で知ろうとしてきた。人間のこと、歴史のこと、自然のこと。
そして、実際大人になると、その知識のおかげで“怖い”と感じる機会はとても少なくなった。でもきっと、それらが怖かった時の感情を、大人は決して忘れてはいけない気がしてる。
作品を作る行為は、その感情を忘れない為のエクササイズである。
「人間とは何か、生命とは何か」を、鉱物を描くことで探求しています。なぜこんなにも石を描くことに固執するのか、自分でもかなり不思議に思った時期もありました。
アーティストステイトメントよりも少し詳しく、その経緯をNoteに記しまとめました。ぜひご覧ください。
https://note.com/moeko_machida/n/n4ed8c0a52e41
●WEB
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取り扱い | GALLERY TOMO |
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エディション | Unique |
サイズ | 72.0 x 72.0 x 2.0 cm |
素材 | 岩絵具、水干絵具、墨、麻紙、木材パネル |
商品コード | 1100008552 |
配送までの期間 | 約1週間 |
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