伊藤彩が美術家の藤村大、詩人の味果丹のアーティストユニットであるFujimura Familyと初のコラボレーション作品を発表した2024年の個展「ゲノムの詩（うた）ー Collaboration with Fujimura Family」に際して、Fujimura Familyが制作した100部限定のZINE。彼らの制作の裏側をゲノムまで遡って追体験できる。

「精神と身体がちょっとずれていて辛い時、それが何か理解し共感してくれました。彼らはとても敏感で繊細な感覚の持ち主です。いつも1人で制作しているフォトドローイングを共作し撮影してもらいました。彼らは写る”モノ”を重視し、私は”イロ”を重視しているのが興味深く、お互い驚きと発見がいっぱいの、いい混ざり合いになったと思います。」（伊藤彩）

伊藤彩は1987年和歌山県生まれ。2011年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。在学中に英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに交換留学しています。現在はダブリンと和歌山を拠点に活動を行っています。「フォトドローイング」と呼ぶ独自の手法を用いて制作される作品は、鮮やかな色彩と不思議なモチーフで構成されています。2021年和歌山県文化奨励賞、2022年有田市文化賞功労賞を受賞しました。

仕様：A4／60p／ソフトカバー／カラー
Photo and Design / Fujimura Family
Poem / Ajikatan (Fujimura Family)
English proofreading / Kana Miyazawa (Tomio Koyama Gallery )