“We become what we think about.”(私たちは、自分が考えているような人間になる)という言葉は、アメリカの自己啓発作家アール・ナイチンゲールの言葉として知られています。ただ、私は「自己啓発」という考え方には、正直なところ距離を置いています。この作品のタイトルも、思い描けば何にでもなれるという成功の標語ではなく、人は心のなかで思い描き続けたものによって、少しずつその人になっていく、という、もっと素朴な意味で捉えています。

中村ケンゴ

かたちのことば、絵のこころ。

現代社会を表象するユニークな日本画を制作する中村ケンゴの個展を開催。ひらがなをモチーフに視覚と言葉の関係を探る絵画シリーズ「ひらがな ぺいんてぃんぐ」の集大成として、新作絵画約9点に加え、生活用品を支持体として用いた作品約5点を展示します。

アーティストステートメント:

ここ3年ほど取り組んできた、ひらがなをモチーフとする新しい絵画シリーズ「ひらがな ぺいんてぃんぐ」の集大成となる個展です。

「ひらがな ぺいんてぃんぐ」とは、ひらがなの柔らかな形を組み合わせて抽象絵画へと展開し、視覚と言葉の関係を探る試みです。日本画を学んだ私にとって、このシリーズは、近代絵画と書画の関係をあらためて問い直す実践でもあります。画面に現れるひらがなは、線として書かれたものではなく、背景を塗り残した「地」として浮かび上がります。つまりこれは「書」ではなく、絵画として現れる文字、すなわち「ペインティング」です。

この「ペインティング」のなかで、ひらがなは画面を構成する一つの要素として扱われます。しかし、その形は完全な抽象へと解体されることはありません。文字はときに読めてしまい、意味の気配を残し続けます。文字(書)は意味を担う線であり、絵画は意味から自由な色とかたちである、そのような単純な対立は、ここでは成り立ちません。「読んでしまう」ことと、「絵画として見る」ことのあいだに生まれる揺らぎこそ、本展が探ろうとしている主題です。

また、本展では、IKEAや無印良品の生活用品を支持体として用いた同シリーズの作品も発表します。身近な工業製品を支持体とするこれらの作品は、「民藝」を今日的な視点から読み替えながら、私自身の日常生活を起点として生まれた表現でもあります。

ー中村ケンゴ

 

2026年9月25日(金)–10月17日(土)

12:00–18:00

日曜・月曜 休廊

 

メグミオギタギャラリー

〒104-0061 東京都中央区銀座8-14-9 デュープレックス銀座タワー8/14 B1

03-3248-3405

info@megumiogita.com

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中村ケンゴ

人は自ら思い描いた通りの人間になる

2026

¥ 605,000 (税込)

“We become what we think about.”(私たちは、自分が考えているような人間になる)という言葉は、アメリカの自己啓発作家アール・ナイチンゲールの言葉として知られています。ただ、私は「自己啓発」という考え方には、正直なところ距離を置いています。この作品のタイトルも、思い描けば何にでもなれるという成功の標語ではなく、人は心のなかで思い描き続けたものによって、少しずつその人になっていく、という、もっと素朴な意味で捉えています。

中村ケンゴ

かたちのことば、絵のこころ。

現代社会を表象するユニークな日本画を制作する中村ケンゴの個展を開催。ひらがなをモチーフに視覚と言葉の関係を探る絵画シリーズ「ひらがな ぺいんてぃんぐ」の集大成として、新作絵画約9点に加え、生活用品を支持体として用いた作品約5点を展示します。

アーティストステートメント:

ここ3年ほど取り組んできた、ひらがなをモチーフとする新しい絵画シリーズ「ひらがな ぺいんてぃんぐ」の集大成となる個展です。

「ひらがな ぺいんてぃんぐ」とは、ひらがなの柔らかな形を組み合わせて抽象絵画へと展開し、視覚と言葉の関係を探る試みです。日本画を学んだ私にとって、このシリーズは、近代絵画と書画の関係をあらためて問い直す実践でもあります。画面に現れるひらがなは、線として書かれたものではなく、背景を塗り残した「地」として浮かび上がります。つまりこれは「書」ではなく、絵画として現れる文字、すなわち「ペインティング」です。

この「ペインティング」のなかで、ひらがなは画面を構成する一つの要素として扱われます。しかし、その形は完全な抽象へと解体されることはありません。文字はときに読めてしまい、意味の気配を残し続けます。文字(書)は意味を担う線であり、絵画は意味から自由な色とかたちである、そのような単純な対立は、ここでは成り立ちません。「読んでしまう」ことと、「絵画として見る」ことのあいだに生まれる揺らぎこそ、本展が探ろうとしている主題です。

また、本展では、IKEAや無印良品の生活用品を支持体として用いた同シリーズの作品も発表します。身近な工業製品を支持体とするこれらの作品は、「民藝」を今日的な視点から読み替えながら、私自身の日常生活を起点として生まれた表現でもあります。

ー中村ケンゴ

 

2026年9月25日(金)–10月17日(土)

12:00–18:00

日曜・月曜 休廊

 

メグミオギタギャラリー

〒104-0061 東京都中央区銀座8-14-9 デュープレックス銀座タワー8/14 B1

03-3248-3405

info@megumiogita.com

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取り扱い メグミオギタギャラリー
サイズ 65.2 x 65.2 x cm
素材 Mineral pigment, pigment and acrylic on Japanese paper mounted on wood panel (framed)
商品コード 1100058534
配送までの期間 展覧会終了後、2週間程度
備考 ※本作品は店頭併売品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
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